新ナニワサリバンショー / 2006.02.25 at 大阪城ホール



忌野清志郎の主催するロックンロールイベント「ナニワサリバンショー」再びです。
第三回目となる今回は、なんと忌野清志郎デビュー35周年記念の最後のイベントとなります。


オープニング、いつものJBバリ(というか確信犯のパクリ)の「ゴーーーッド!」というMCを、なんと歌舞いた衣装の中村獅童が担当し、盛り上げます。
登場する清志郎とNice Middle with New Blue Day Horns、一発目に「ナニワサリバンショーのテーマ」(正式な曲名は知りませんが)。
ギターにクドカンが参加。
イキナリ盛り上がります。
しかしこの人の声のパワーはすごいですね。
35周年?
化け物デスカ!


後輩を紹介します、と登場したのがハナレグミ永積タカシ
どういう繋がり?と思ったら、清志郎の中学校の後輩だそうです。
RCの「君が僕を知ってる」と、SUPER BUTTER DOGの名曲、同名の映画の主題歌「さよならColor」を共演。
どっちもいい曲です。


一度清志郎が袖に引き、登場したのはグループ魂です。
劇団"大人計画"の俳優方によるバンドです。
大人計画だけあって、曲間にミニコントも入り、さらに中村獅童も一曲参加して大暴れするなど、すごい勢いでした。
グループ魂自体も紅白にも出て勢いに乗っており、クドカン阿部サダヲ中村獅童とTVでの露出も多いメンツに、観客の人気もすごいものでした。
あんまり何言ってるのかわからなかったですけど。


GO!GO!7188」というスリーピースバンドは、ぼくは初めて聞いたのですが、器用な女の子ボーカルと、綺麗なメロディの正統派ロックでなかなか良かったです。


そして、出ました「HIS」
学生服です。
清志郎も、坂本冬美さんも、そして細野さんも。
バンドは、ドラムに浜口茂外さん、ギターに高野寛さんでしたが、なんとアコーディオンコシミハルさんが参加していました。
PAが音を押さえ気味で少し残念でしたが、んー、よいものを見ました。


斉藤和義は、ナニワサリバン皆勤だそうで、清志郎と仲良しさんなのでしょうか。
ファンらしき人たちから「○○ちゃーん」などと、どうも名前と違う呼ばれ方をしており、なんと呼ばれていたのか気になりました。


山下久美子さん、懐かしい!
っていうか何歳ですか!?
清志郎とのデュエット、すっごい楽しそうでした。


そして!
矢野顕子さん!
ピアノの弾き語りで「海辺のワインディングロード」最高!
この人はどんな曲でも自分の世界感を作り上げてしまいます。
清志郎とのデュエットも素晴らしかったです。
清志郎のあのパワーボイスにかき消されずに響いていたのは矢野顕子さんとBEGINの人だけだったように思います。
やっぱりこの人は天才です。


BEGINはぼくはほとんど聞いたことがなかったのですが、やっぱりよいですね。
清志郎がゴーヤプリントのアロハシャツを着て登場。
ハイサイ。


最後に再登場した清志郎バンド。
そして遂に仲井戸"CHABO"麗市が登場し、「君が僕を知ってる」という演出。
キモチEでは中村獅童が再登場し、ショーはクライマックスへ上り詰めていきます。


出演者全員が舞台にあがり、「トランジスタラジオ」「上を向いて歩こう」「雨上がりの夜空に」「ジャンプ」「どかどかうるさR&Rバンド」という、物凄い流れ。
大西ユカリさんや、間寛平(アメママン)も参加して、盛り上がりは最高潮に。
最後にもう一度「ナニワサリバンショーのテーマ」で、ショーは幕を閉じ、出演者全員での礼。


と思ったら、最後にCHABOのギターと清志郎の歌で、美しい美しい「夜の散歩をしないかね」で閉めてくれました。
さすがです。
これぞ"ショー"です。
中だるみ一切なしの4時間半でした。