感覚がおかしく



会社の先輩の家で採れたというゴーヤをいただきました。


何も考えずに植えたら大量にできてしまって困っている、とのことでした。
家でゴーヤが採れるなんて、ここは何処の沖縄?


しかし、この先輩とはもう随分長いこと一緒に仕事をしており、ぼくの社会人人生の、実に8割以上を同じチームで仕事していることになります。
優秀なSEであり、PGであり、チームリーダーである先輩の下で、ぼくはぬくぬくと過ごすことができました。
異常に後輩の面倒見のよい人で、すぐに一人で背負ってしまうタイプですので、ぼくとしてはしっかりサポートできていたのか不安です。


その先輩が、一月ほど前に、とある大学の職員の内定をもらったことを機に、会社を辞めることになりました。
「まだ誰にも言ってないんやけど、どう思う?」
と聞かれましたので、
「とにかく、まずおめでとうございます。」
と、心から祝福しました。
普段から、SEとしてこの先やっていくのは、体力的にも精神的にもあと5年も持たないだろう、というのが2人の一致した意見でしたから。


去年から辞めるタイミングを計り続けておりましたが、これでひとつの指針になりそうです。
年末まで居られる、ということですので、それまでに新しい体制に引継ぎを行い、その体制でやっていけるように、ぼくは引継ぎに尽力して、それから自分のタイミングを計ろうと思います。


この一ヶ月間、睡眠を削って勉強した結果、ぼんやりとながらも先への展望が見えてきました。


見えてきたからもらったゴーヤを料理しよう。
シーチキンも買ってきたし、たまねぎもある。
ゴーヤサラダです。


ぼくはあのゴーヤの苦味が大好きで、苦味マニア7段の腕前だとウワサされておるほどなのです。
苦味が苦手だ、という方もおられますので、料理をする場合はあの苦味をバランスよく残す、ということに注力を注ぐのです。


というようなことをこのような時間に会社帰りでやっているぼくはアホです。
でもゴーヤウマー!
ゴーヤウメーよ!
ありがとうございます、またお世話になってしまいました。