チャリ大破



12/25、聖なる日の夜のことです。
自転車でチャリチャリ帰っておりましたのです。


帰り道には山を超えるところがあり、車どおりの多い危険な道を避けて裏道を通ると、街灯がまったくないため、明かりと言えば、星明かりと自転車のライトだけなのでした。
ものすごい下り坂なので、自然スピードがでるのですが、カーブを示すものは、自転車のライトが浮かび上がらせる微かな路側帯の白のみ。
道の脇は、溝があって、一段下がって畑になっております。
いつも危険やなぁ、と思いながら走るのですが、気がついたらすでに宙を舞っておりました。
時間が止まったみたいに感じ、あー、ヤバいなぁ、と思いながらもどうすることもできず、そのまま下の畑にたたきつけられました。
大の字に畑に転がりながら見上げた空の星は、ものすごく綺麗で、背中を打ったので起き上がれなかったらイヤやなぁ、などと思いながら、星の美しさにしばらく魅入っていたのでした。