バグがないなんて有り得ない



池の畔を歩いていて、うっかりプログラムのソースを落としてしまいました。
すると、池の中から女神が現れて言いました。


「あなたが落としたのは、この利便性、反応速度、柔軟性、押しなべて高く、バグのない質の高いプログラムですか?」


「え、いえいえ、とんでもない!」


「ではこの利便性、反応速度、柔軟性、漏れなく高く、バグは少しあるけど質の高いプログラムですか?」


「まさか、そんなわけないじゃないですか。」


「ではこの利便性、反応速度、柔軟性はそれなりの、バグの少しある普通の質のプログラムですか?」


「ああー、それでもないですわー、、、。」


「えっと、、、。
 ではこの使いにくいわ、やたら固まるわ、仕様変更やらなんやらで継ぎはぎだらけの、ソース見ただけで吐き気のするような作りの、バグだらけのプログラムですか?」


「ああっ!そう!それそれ!
 うっわ、ひっでえな、我ながら。
 もう見たくねっつの!
 つか自分のプログラムが理解できね。
 なんしてん、これ。
 え、正直者なので全部あげる?
 ハァ!?
 アホか、いらんっちゅうねん!
 今さらそんな昔のバージョンのソースもらっても受け入れ管理大変やろが!
 この忙しいのになんでそんなことせなあかんねん!
 帰れ帰れ!
 ボケがぁ。」


っちゅう話。