Nine Inch Nails/and all that could have been nine inch nails live

アンド・オール・ザット・クッド・ハヴ・ビーン [DVD]

アンド・オール・ザット・クッド・ハヴ・ビーン [DVD]



ナイン・インチ・ネイルズ(NIN)の2001年のライブのDVDです。
NINというのは、トレント・レズナーを中心としたバンドです。
自閉症の王子、トレント・レズナーがスタジオに篭って、内面のネガチブエネルギーを吐き散らす、世のネガチブピーポーのカタルシスプロジェクトです。
曲はだいたいヘヴィなロックなのですが、さすがヒキコモリ音楽オタクのトレント・レズナーは、音選びのセンスは抜群です。
ビジュアルに対するこだわりも強いようで、このライブ映像では、終始暗めのライトで内面世界が演出され、脳内麻薬が出倒します。
とにかくこの暗さとマイナスエネルギーの凄まじい放出は、ぼくらのような世界の底辺を這いずりまわっている者どものカルトヒーローたる資格十分です。


サマソでもこのライブとほとんど変わらないセットリストでぶっ飛びました。
うれしいときにも、気分がクサクサしたときにも、このDVDを大音量5.1chで見たくなるのです。
NINは、陽の光に違和感を覚える日陰者たちのカルトヒーローなのです。(例によって勝手に断言)