将来設計



昨日のタイトルにつけました、
「パンがなければケーキを食べればよいのに」
と言う有名なセリフ。
革命を前にしたルイ16世統治下のフランスで、農民たちのパンを求める声に、女王マリー・アントワネットが言ったセリフだと知られています。
これを受けて、農民たちの苦しみはマリー・アントワネットへの怒りに変わり、フランス革命を引き起こすことになります。


実はあのセリフは、フランス革命の20年以上も前、マリー・アントワネットが生まれる15年も前に、ジャン・ジャック・ルソーが書いた「告白」という本に、
"「農民にはパンがありません」と言われて、「それならブリオッシュ(フランスのお菓子)を食べればよい」と、さる大公婦人が、答えたことを思い出した。"
という記述があるのが原典で、それを革命派がプロパガンダのために利用して、マリーをスケープゴートに仕立て上げた、という説が有力なようです。


望む望まないに関わらず、人の上に立ち、注目を浴びる立場に立たされると、こういうこともあるということです。
ヒィッ!
大人の世界って怖い!
人の上になんて立ちたくない!


いや、心配しなくてもなれないから。
望む望まないに関わらず日陰者ですから。