トリビアの犬



今日は家に帰ると「トリビアの泉」をやっていました。
明日使える役に立たない知識を紹介するあのTV番組です。


その中で、「訓練されていない雑種犬が、クマに襲われた主人を助ける確率は?」というのをやっていました。
見ていると、犬たちの主人たちのほとんどが、押しなべて犬が自分を助けてくれるだろう、と思い込んでいました。


犬では絶対にクマに勝つことはできないでしょうことは容易に想像できます。
にも拘らずです。


自分が家族と歩いていてクマに襲われたとき、助けて欲しいと思うでしょうか?
普通ならば、逃げてよ、って思うでしょう。
よしんば助けようとしてくれたとしても、イヤイヤ、ムリやから逃げろよ、って言うでしょう。
人と犬とは違う、というようなことを言われるのでしょうけれども、日頃家族のようにかわいがっていながら、いざという時には道具のように考えるその神経が理解できないのです。


人生には比較してどちらが重要か選択しなければならない局面は多々あり、そこで選択できないような優柔不断な人間が負け犬となってしまうことはわかります。
特に優しい人間を気取っているわけでもないのですが、しかし、この辺の青臭さがどうにも抜けきらないのです。