ん?いや、だから、さけのね…
ぼくがアル中であることは、銀河系に知れ渡るほどの周知ですが、当然酒屋さんには頻繁に訪れるのです。
あまりによく行くので、夫婦でやってらっしゃる風な近所の酒屋のおじさんおばさんに、行く度に話しかけられ、ちょっとした世間話などします。
先日もお酒を買いに行ったところ、お店のおばさんに
「あ、かす汁とか作ります?」と訊かれましたので、
「ええ、偶に作りますよ。」と応えましたら、奥に何かを取りに行かれ、
「ちょっといいお酒の酒粕なのよ。」
と酒粕をくださいました。
これはよいものを貰った、と思い、作る機会を窺っていたのですが、今日は仕事が早く片付いたので、このチャンスに作ることにしました。
いつものスーパーへ行くと、美味しそうな鮭がありましたので、鮭の粕汁にすることにしました。
頭の中では、
「アラ、それダジャレかしら?鮭の酒粕汁だなんて、イヤだわ、冗談ばっかり、ホホホホホホ。」
などと、頬に手をあてて、くだらない奥様コントを妄想しておりました。
せっかくですので普段使わない白味噌なども購入し、張り切って鮭の酒粕汁作りに臨みました。
ここまでして、出来上がりはクソ不味かった、などということになれば、オチとなるのですが、期待に反して大変満足な美味しい出来上がりでございまして、酒屋のおばさんに感謝なのでした。
なんでしょう、この主婦ぶりは。
SEなんかよりも主婦が天職に違いありません。
あまつさえ、余ったさといもや薄揚げなどで煮物を作って明日のおかずを作るなど、最早プロの仕事と言えます。
というワケで、誰かお嫁に貰ってください。
嫁にもーて!(今は亡き若井小づえさん風*1)