細野晴臣&東京シャイネス / 2006.01.28 at 京都大学 西部講堂



行って来ましたよ。
京大西部講堂細野晴臣&東京シャイネス京都公演。


講堂の前ではスティール缶で焚き火が燃えており、学生時代の雰囲気を思い出しました。
思えば細野さんの曲をアホみたいに聞いていたのも学生時代ですので、まるでタイムスリップをしたような感覚を覚えました。
しかもアルバム「HOSONO HOUSE」やはっぴぃえんど時代の曲が聞けるということで、否が応にも盛り上がろうというものです。


アコースティックなバンド編成は、細野さんのvo&guiと、鈴木惣一朗-Mandolin、浜口茂外也-Dr、高野寛-gui&cho、高田漣-Pedal Steel、伊賀航-ac base、三上敏視-accordions でした。


以下思い出せる限りの演奏曲
 ろっかばいまいべいびい
 暗闇坂むささび変化
 僕は一寸
 ロータス・ラブ
 恋は桃色
 Morgan Boogie(新曲、アニメの曲らしい)
 ポンポン蒸気
 Hi-Heel Sneaker(Tommy Tucker)
 香港Blues
 CHATTANOOGA CHOO CHOO
 夏なんです
 終りの季節
 はらいそ<アンコール>
 風をあつめて
 幸せハッピー(坂本冬美の新曲?、作詞:忌野清志郎、作曲:細野晴臣)<2回目のアンコール>
 Stella


最近はあまり聞いていませんでしたが、もう1曲目から歌詞どおり、♪昔のメロディ くちずさみ〜って、しっかり口ずさめることに気づきました。


"ロータス・ラブ" は、なんとYMOからの曲。
聞いたことがなかったですが、とても美しくてよい曲です。
おそらくYMOでのアレンジは全然違うのでしょうけれども、美しいメロディというのはやはり、アコースティックアレンジで映えますね。


東京公演では"Hi-Heel Sneaker" を、実験として、その場でメンバーに楽譜を渡して演ったそうなのですが、今回は一回演ったからと、"香港Blues" で本当にその場でメンバーに楽譜を渡しての演奏していました。


夏なんです→終わりの季節→はらいそ の流れは本当に鳥肌ものでした。


はっぴいえんど時代の曲は、松本隆の詩が難しくて歌いにくい、ということを言われてました。
自分で作った昔の曲というのも、若気の至りで難しく曲を作ってムリして歌っていたので、今歌おうと思うとやっぱり歌いにくい、と言われていました。
"風をあつめて" も、とても難しくて、レコーディングしてから一回もやってなかったんだけど、最近もいろんな人が歌ってくれるからということで、東京公演では、2曲目でやって失敗して、アンコールでもう一度やったそうです。


今回アンコールでやってくれましたが、やはり歌詞を間違えて、途中でコーラスの人に "ゴメンネ" って謝っていました。


しかし、やはり細野さんの声はとても暖かくて好きです。
あと、細野さんはとても良いテンションでしゃべり倒す、おもしろいおっさんでした。


"幸せハッピー" は坂本冬美さんが出した曲だそうですが、作詞:忌野清志郎、作曲:細野晴臣ということで、「HIS」メンバー揃い踏みです。
そしてなんと、この2月25日に大阪で忌野清志郎の主催?するイベントで「HIS」が4曲ほどやるそうで、思わずチケット買ってしまいました。


そして最後の "Stella" 。
sketch showの曲ですが、もう最高でした。
一番勢いがあったんじゃないでしょうか。
これだけの錚々たる歴史を作り上げてきた中で、最近の曲がこれだけのクオリティを持っているということに感動しました。


細野さん、まだまだ現役です。