年齢の重み



ジャネーの法則というものがあります。
フランスの心理学者ポール・ジャネーの提唱した説ですが、
「生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢の逆数に比例する」
というものです。
人間は時間の感覚を、自分の生きてきた時間との相対比較によって体感しているということでしょうか。


そう考えると、1歳の人間を規準とした、n歳の人がそれまでに生きてきた体感時間S(年)は、
S = 1/1 + 1/2 + 1/3 + ・・・・・・ + 1/n
となります。


この計算式で計算してみたところ、80歳まで生きた人で、4.952979年。
約5年です。


ぼくはもうすぐ29歳となりますので、3.927171年。。。
どう頑張っても、残りの人生は、「オギャーッ」から「バブー」となる間の程度しか体感できないわけです。


ちなみに成人とされる20歳は、3.547740年。
この時点で既に人生の7割方終わってます。
人間の一生の体感時間を5年として、ターニングポイントを2.5年と考えた場合、その年齢は、、、


7歳!
ブフッ!
7歳が人生のターニングポイントですってよ、奥さん!
小学校1,2年生っすよ!
でもなんとなく分かるような気もするのが悲しいです。。。


人生を体感時間の1年毎に区切っていくと、以下のようになります。


1年目:0歳〜1歳
2年目:1歳〜4歳
3年目:4歳〜11歳
4年目:11歳〜31歳
5年目:31歳〜83歳
6年目:83歳〜227歳


6年目227歳て。


ぼくに関して言うと、平均ぐらい生きるとして、これから死ぬまで11歳から今までぐらいの体感時間を経験することになるわけです。
そう考えると感慨深いです。
どうせ最後の1年なのですから気楽にいこう、という気にもなります。


こういう見方をすると、子供を生んで育てる、ということに対しても今までとは違った見え方がしてきます。
お子さんのいる方などは、自分の子供と自分との体感時間の差というものを考えてみると、日常がまた違って見えてくるのではないでしょうか。