限りなくブルー



自分にないものを持った人を見ると、劣等感を感じます。


普通に持っているべきものすら持っていないぼくですので、自然劣等感を感じるという場面は少なからずあるのですが、この「劣等感を感じる」という行為自体、何か浅ましい人間性のようで、劣等感を覚えます。


それに対する一つの逃げ道として、人は人、自分は自分、というような考え方をしてみようと試みるのですが、そのような考え方は一面、大変傲慢な考え方のようにも思えます。
この方向の先には、人の良いところを否定してしまうようなポジションが見えるような気がして身震いします。


また、根本的に「自分は自分」と言えるだけのものを持っていない、という致命的な欠陥にも気づきます。


人生の折り返し地点にも差し掛かろうという人間が、何でしょう、この成長の無い青さは。
ヒドい腐臭がします。