雪の峠|剣の舞/岩明均

雪の峠・剣の舞 (KCデラックス)

雪の峠・剣の舞 (KCデラックス)



ハリウッドで寄生獣の映画化が決まったらしいですけれども、どうなのか。
まんまハリウッドな展開のお話に見事変貌していたらホラーです。
怖すぎます。
というわけで岩明均さんの作品です。
関が原で豊臣方について常陸から出羽に遠ざけられた佐竹藩の家老・渋江内膳を主人公とする「雪の峠」と竹刀を考案した新陰流開祖上泉信綱の弟子・疋田景忠を中心とした「剣の舞」。
まるで文学のように、「人間」を描いています。
このような作品を描く人だからこそ、「寄生獣」のような作品を生み出せたのでしょう。
マンガというメディアの表現の可能性には驚かされます。