HIFANA/CHANNEL H
HIFANAの2ndアルバムが出ました。
人力ブレイクビーツ二人組みユニットです。
シーケンサーを使わずに、サンプラーやターンテーブルなどのDJ機材を弾き倒し、さらにパーカッションやその他民族楽器演奏を加えたそのパフォーマンスは、一目見た瞬間から惹き込まれます。
アサラト(パチカ)という、ボール状のマラカス二つを紐でつないだ楽器を二人で演奏するパフォーマンスの超絶技巧はゾクゾクします。
各所に加えられた、遊び心に溢れた音も楽しく、リズムマニアの匂いがプンプンします。
また、1stアルバムに続き、今回もDVDが付いています。
この人たちは、ビジュアルについてもセンスを見せてくれます。
本作では「Channel H」という架空の放送局をコンセプトに、番組が次々流れるように映像と音楽が繰り出されます。
「がーまるちょぼ」という二人組みのマイムユニット(これで初めて知りました)をヒューチャリングした"BANGZAI COOKING"では、料理人二人が争いながら料理を作り上げるコント仕立ての楽しい作品になっています。
独特のユーモア感覚で、リズムと戯れ、音を遊ぶ彼らの「演奏」は、聞いていてどうしようもなく楽しくなります。
