オシャレな場所は気がひける



ジム・ジャームッシュという、ハリウッドとは真逆の方向性の、ストーリーやアクションよりも、登場人物のセリフ回しや雰囲気で作品を魅せてくれる映画監督がいます。
彼のCoffee and Cigarettesという映画が、少し前に単館上映されていました。
特に彼に思い入れがあるわけでもないのですが、コーヒーとタバコという、ぼくが口にする3つの好物のうち2つまでをタイトルにされたとあっては見に行かないわけにはいきません。(もうひとつはもちろんお酒)


とか言いながら、やっぱり上映中に見に行くことができませんで、DVDの発売を見て購入しました。




この映画は、コーヒーとタバコを小道具とした、全11篇からなる短編集です。
1本1本の登場人物は2〜3人で、1本の間、場面が変わることはなく登場人物たちが、テーブルをはさんでコーヒー、タバコを喫みながら、あるいは喫まずに、トークしているだけの映画です。
登場人物たちは、初対面で気の合わない二人だったり、親友同士だったり、気の合うんだか合わないんだかな兄妹だったり、様々です。
共通しているのはタバコとコーヒー。


気の置けない人と、良い雰囲気のカフェで、コーヒーを飲みながらタバコを吸う。
最高です。
対して、どうも合わない人とのツーショットでの、コーヒーとタバコ。
間を持たせるのに最高です。


まったくもって、コーヒーとタバコ。
こんなに相性のよいコンビはありません。


何が言いたいのかといいますと、いっしょに良い雰囲気のカフェに行ってくれる愛らしい女の子はおりませんか!?


なんか定番オチみたいになってきたな。