King Curtis / Live at Fillmore West

Live at Fillmore West

Live at Fillmore West



また突然古いレコードを。
King Curtis と言えば、"Memphis Soul Stew" という曲が有名で、いろんな人がカバーしているので聞いたことのある人は多いと思います。
耳に残るファンキーなベースラインループのソロから始まり、そこにドラムが刻まれ、クリアな音のメンフィスギターの、これまたファンキーなメロディループが加わり、オルガン、ホーン、そして最後にKing Curtisのブロウで最高潮の盛り上がりを見せる、ゾクゾクするような曲です。


そのKing Curtisの、Fillmore Westでのライブです。
このときは、Aretha Franklinの前座としてのパフォーマンスでした。
Arethaの方もこれまた素晴らしいのですが、このときの"Memphis Soul Stew" のぶっ飛びぶりと言ったらありません。
この曲の元来の形をうまく壊さずに、Bernard Purdieキチガイのようなドラムが加わることで、なんじゃこれは!というような奇跡的なファンクになっています。


初めて聴いたときの衝撃といったら、Miles Davisの"AGHARTA"を聴いたときと同じぐらいだったかもしれません。
ぼくがリズムマニアであることを自覚した1枚です。