独り言



悔しいのは、
「きみの言うことはPG(プログラマ)としての意見や。SE(システムエンジニア)としては違う。」
と言われたことだ。
「そっちが楽しようとばっかり考えてるな。」
とも言われた。


社内の打ち合わせでの話だ。
別々のチームで通信のやりとりを行うシステムの設計を行っている。


ぼくはシステム全体のことを考えて、実装に関しての問題点を指摘していたつもりだ。
プログラムのないシステムなど有り得ない。
実際に仕組みの実現できない設計など無意味だ。
また、過去のものがそうだったからといって、その例が今回にも当てはまるとは限らない。
システム全体の仕様をみて、実装を考えてみて初めて当てはまるかどうかがわかるのだ。


最も悔しいのは、論点の飛び回る会話の中で、争点を整理し、その場で的確に問題点を指摘して、正当性を認めさせることが出来なかった点だ。
それも、ぼくがPG、SEとして未熟だからに他ならない。
ぼくより15年以上キャリアのあるSE2人がかりで、過去のシステムでの例を示され、
「こういうことが起こったときにそれを考慮してませんでした、とは言えないだろう?」
などと丸め込まれた。
正論だ。
しかし今回のシステムに当てはまるのか?


こちらの理論や経験談は、すべて考慮されることなく否定された。
話の持っていき方の問題も多分にあっただろうと思う。


本当に自分の未熟さを痛感する。


流しこそしなかったが、悔し涙の感覚をひさびさに思い出した。