もう半月余りが経ってしまいましたが、まるで現実感のない日々でした。
現実感がない割りに、もう何ヶ月も経ってしまったような感覚もします。
今は、無理のない範囲で、しかしできるだけのことはしてやろう、という気持ちです。


これまでぼくは、宗教というものに対して人並み以上に興味を持ちながらも、どちらかといえば冷静な、少なくとも信心深いというような立場ではありませんでしたが、今回のことで、信じるだとか信じないだとか、死後の世界があるとかないとか、神がいるとかいないとか、そんなことはどうでもよいのだな、ということを理解しました。
縋らざるを得ない状況というものがあるのですね。
そう考えると、そういうところにつけ込もうという輩は益々許せなくなります。


思えばたくさんの方々に迷惑をおかけし、そして助けられました。
周りの方々の助けがなければ、ことによると未だに立ち直れなかったかもしれません。


まったくこの世界は狂気に満ちて救いようがないようで、かと思えばふっと救われたり。
ぼくにも人が救えるような日が来るんだろうか。