毎日のように夢を見ます。


今日の最初の目覚めの夢は、窓から強盗が入ってきました。
ぼくは応戦します。
しばらく戦っていると、いつのまにか相手が弟になっています。
そして、弟が言いました。
「オレはまだ死ぬわけにはいかんのや。」


叫びが洩れます。
最悪の夢でも、楽しい夢でも、どちらにしても寝覚めはどうしようもない気分です。


今日で一月です。


未だに信じられず、時を経るほどに現実感が失われてゆくような感覚。
実家に帰れば会えるような気がしてしまいます。
面白い本を見つけると、あいつにも読ませてやらな、などと考えてしまいます。


信じる神を持たないぼくとしては、何をどうしたらよいのかわからぬまま、あいつが良いところに行っていることを祈るばかりです。